うつの方の思い

うつの治療に関して、家族の協力が最も重要になってきます。
どのような病気でも家族のサポートというものは欠かせないものですが、家族がうつについて深く理解することがうつ回復への最大の近道と言えるでしょう。

うつになると、患者は人と接することが極端に辛くなってしまいます。
家の中に籠りがちになり、家事や仕事など普段難なくこなせていたこともできなくなってしまいます。
そのため、周囲からは怠けているようにしか見えてきません。

しかし、決して怠けているのではなく、「以前のように家事をこなしたい」「仕事をバリバリやっていきたい」と強く思っているのです。
それができないことが、本人にとっては非常に辛い状態なのです。

また、うつになりやすい人は、それだけ真面目な人が多く、家族や友人から「もっと前向きに考えたら?」と言われると、必死で前向きな思考に変えようと努力します。
しかし、前向きになることができない自分を非常に卑下してしまいます。
そして、更に落ち込んでしまう結果を招いてしまいます。

患者の身近にいる家族は、その点をよく理解し、うつによって思うように動けない非常に辛い状況にあることをしっかりと認めてあげましょう。
この時、「患者本人だけのこと」と捉えずに、「自分自身がそういう状態になったかのような受け入れ方」をすることが最も大切なことになるのです。

うつの人の気持ちは、「頑張りたくても頑張れない」「前向きに考えようと必死になっているのに前向きになれない」「自分が嫌で嫌で仕方が無い」「こんなに辛い状況ならいっそ自殺したほうが楽になるのではないだろうか」という負のスパイラルで出来上がったような状況になっていると言えるでしょう。


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2010年4月30日
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