
ある出来事に対して、「この出来事は自分に対してマイナスである」と思うことが精神的ストレスです。
落ち込み・悲しみ・恐怖・ひがみ・ねたみ・不安・あせり・苛立ちなどの感情は、マイナスな思考が脳内で渦巻いています。
ストレスの中でも、最も強いストレスは喪失体験です。
配偶者の死、離婚、夫婦の別居、親族や友人の死など、いずれも高い評価でストレスとなると発表されています。
マイナスの感情が強くなると、脳内ではアドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが活発に分泌します。
脳内でこのホルモンが活発に働いている時は、心も体も緊張しています。
感情は本能的なものであると共に、思考次第でマイナスにもプラスにも持っていけます。
例えば仕事で失敗をしたとき、「この経験(失敗とは言わない)を生かして次に繋げれば、次はきっといい仕事ができる」というようにプラスに考えていければ、精神的ストレスは少なくなります。
例えプラスに持っていけないストレスであっても、「その出来事をただ受け入れる」、それだけで心のバランスは安定してくるのです。
出来事をマイナスと捉えてしまう性格の方は、どうしても精神的ストレスを受けやすくなってしまいます。
その他にも下記に当てはまる方は、ストレスを自分で作ってしまうことが多いので注意が必要です。
意味合いが多少重なっている項目もありますが、多ければ多いほど精神的ストレスを受けやすく、うつにもなりやすいと思ってください。
さて、どうでしたでしょう
上記のような性格は、時として生きていく上で非常に精神的ストレスを受けやすくなってしまうのです。
人によって、性格や気持ちの持ち方は千差万別です。
精神の状態には、気質と性格があります。
どの行動や捉え方がどっちととらえるのは難しいですが、気質は生まれ持ったものです。
同じ親のもとに生まれて、同じように教育され育ってきたとしても、兄弟で性格が違います。
これは、もともと持っている気質の違いです。
そして、性格は生まれてからの環境によって作られたものです。
性格形成の中で、子供のころの特に養育者との関係は、時として物事をマイナスに見てしまう癖がついてしまうことがあります。
子供は養育者(通常は両親)に保護の下でしか生きていけません。
そのため、親との関係を断ち切らないことに無意識に全力を注ぎます。
つまり、養育者(通常は母親が多い)の機嫌を損なわないように行動をします。
例えば、母親が完璧主義の場合、子供は失敗しないように慎重に行動するようにしますが、同時に母親がせっかちな性格だった場合、「早くしなさい」と行動をせかされます。
この状態をダブルバインドと言います。
ダブルバインドとは相反するメッセージ(多くの場合は命令)のことです。
例えるなら、ブレーキを踏みながらアクセルを踏みなさいと言っているようなものなので、子供の心には非常に大きな負担がかかってしまいます。
大人になれば「正確なことを急いでやる」というのは相反するので難しいことだと理解できますが、
子ども時代にはそれが理解出来ません。
そのため、「自分はだめな子だ」という自己イメージが出来てしまったり、何か問題があると「自分のせいではないか」と過度に思うようになったりしてしまいます。
この思考は大人になるまで引き継がれていき、物事をネガティブに考えることになります(特に女性は、母親との関係を断ち切りにくいので、母親の影響を強く受ける場合も少なくありません)。
このようなことを「性格だから」と一言で片づけられることもあります。
性格形成は子供時代に作られるので、大人になって変えるのは困難なこともありますが、心理療法や心理トレーニング次第では簡単に変えられる方法もあります。
ダブルバインド
ダブルバインドとは「相反するメッセージ」のことで、大人ならば不信感を覚え、子供ならばどちらを信用していいか分からないため困惑してしまうことを言います。
例:母親が「怒らないから正直に言いなさい」と怒りながら子供に言う。
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2010年4月30日
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