
簡単に言うと、人間の体の中では常に化学変化が起こっています。
食べた栄養素が体の中で化学変化をしたり、外界からの刺激でホルモンが流れたりと、化学的な動きが起こります。
この化学的な反応が偏りすぎたりすると、体はストレスに感じます。
日常生活で言うと、栄養の過不足や化学物質の取り過ぎなどがこれにあたります。
栄養素で言うと、ガンマリノレン酸・カフェイン・カプサイシン・インスタント食品は、体に非常に化学的ストレスを与えます。
また、大気汚染・排気ガス・シンナー・トルエンなど、大気中に漂い肺や皮膚から体の中に入る化学物質もあります。
実は、臭いというのは「体の中に物質が入ってくること」を意味します。
大気中に漂っている臭いの分子が、臭球という臭いを感じる場所(鼻の奥で脳の下)から体の中に取り入れることで臭いを感じます。
そのため、臭いのあるものは、食べるのと同じぐらい化学的ストレスに関係すると思ってください。
毒ガスを見ただけでは死にませんが、毒ガスを吸うと毒が体の中に入ってくるので死んでしまうのです。
その他にも、太陽に当たらな過ぎるというのも、体にはストレスになってくるのです。
女性はホルモンのバランスがとても重要ですので、化学的なストレスは男性よりも影響を受けやすい傾向にあります。
更に、女性は化粧品やマニキュアなどの化学物質に触れやすいので、化学物質が体の中に入りやすい生活をしています。
最近多く見られるのは、ネイルなどのショップです。
狭い場所でやっているところも多く、換気扇があっても部屋中に気化された化学物質で充満しているところがあります。
これに慣れる場合もありますが、慣れているのと体に化学的ストレスが入ってこないのは別の問題です。
慣れていても、体は確実に化学物質のストレスにさらされているのです。
さて、いかがでしたでしょうか?
まず考えなければならない化学的ストレスは、栄養素の過不足です。
うつ、またはその予備軍である自律神経失調症の方は、食事のバランスに気を付けてください。
また、うつの方は、カフェイン・甘いもの・カプサイシン(唐辛子)などは出来るだけ避けることをお勧めします。
次に考えなければならない化学的ストレスは、化学物質です。
食品添加物などは、食品に入れて良いという法律があるだけ、体にはまだ優しい方です。
化学物質は、多くの場合、気化した状態で体に入るので注意が必要です。
先ほどお伝えしたように、マニキュアなどに使用されているシンナー類、また、化粧品などに含まれている香料などは、体の調子が悪い時には避けることをお勧めします。
更に細かく言うと、土壌汚染や水質汚染などにも気をつけなければなりませんが、化学物質過敏症でなければ、土壌汚染などに神経質になる必要はないでしょう。
しかし、一戸建てを買うような場合は、その土地の土壌検査をお勧めします。
また、不眠症の方は、午前中に屋外に30分以上出ることをお勧めします。
人間は、太陽の光が目から入ることにより、約12~15時間後にメラトニンというホルモンが放出されます。
このメラトニンは睡眠を促すホルモンなので、不眠症の方はこのホルモンが出にくい状態にあると言えます(当然、他にも原因があります)。
そのため、午前中に屋外に出ないことは、化学的ストレスを増やしてしまうのです。
ちなみに、生理の出血は体の毒素を出していることもあります。
出血量が多い場合は、化学的ストレスが多くないかを確認してください(ただし、生理の出血量が少ないからといって、化学的ストレスが少ないわけではありません)。
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2010年4月30日
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